[レポート]クルミド出版 × EDITORY presents『カフェ、出版と神保町のまち』~領域の重なり合いが可能性をつくる~

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[レポート]クルミド出版 × EDITORY presents『カフェ、出版と神保町のまち』~領域の重なり合いが可能性をつくる~

2013年6月21日、EDITORY(エディトリー・東京都千代田区神田神保町)を会場に、「クルミド出版 × EDITORY presents『カフェ、出版と神保町のまち』~領域の重なり合いが可能性をつくる~」を開催いたしました。

エディトリーは、「本の街」神保町に拠点を構えて働くためのワーキングラウンジ。1日利用が可能で、たまたま利用していた寺井暁子さん(「10年後、ともに会いに」著者)と、畑文恵さん(同装丁デザイン)が、エディトリーコミュニティマネージャーの土井香織さんと本についてお話した、その偶然からこのイベントが生まれました。

クルミド出版「10年後、ともに会いに」「やがて森になる」を作るにあたり、本の形や装丁に大きく影響を与えた本とめぐりあったのが神保町の古書店であったことから、イベントに先駆け、3人は神保町まち歩きを決行。再度、その古書店も訪ねたそうです。

第1部では、その時の様子を交えながら、「本の街・神保町」について、著者やデザイナーから見た「本づくり」について語られ、すっかり打ち解けた3人の女子トークは、会場を和やかな空気で包みました。

途中、たい焼き(「クルミド出版つうしん第31話『たい焼きと製版と』―真映社・角田光正―」に登場した、四角いフチのあるたい焼き!)が振舞われた休憩をはさみ、第2部へ。突然の大抜擢となった、エディトリーコミュニティマネージャーの石田亮一さんを聞き役に、クルミド出版の影山知明から「クルミド出版」についてお話しました。

参加された約30名の方々の中には、デザイナー、クリエーター、印刷、製本、書店など、本や本づくりに関わる方が多く、クルミド出版の事業的側面、収益や継続性についても高い関心をお寄せくださいました。クルミド出版は小さな出版プロジェクトではありますが、「紙の本は売れない」「売れる本だけを作る」という昨今の出版不況において、新たな可能性を感じてくださったのか、イベント終了後にも多くの声援やアイディア、継続した催しを望む声をいただきました。

(クルミド出版 小島理絵)

関連リンク

◆EDITORYホームページ
http://www.editory.jp/

◆Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/526126204117554/

◆「06.21(金)『10年後、ともに会いに』(クルミド出版)イベントに先駆けて」(EDITORY)
http://www.editory.jp/news/2013/06/062110.html

◆「【イベントレポート】6月21日(金) 心地良い余韻を残して」(EDITORY)
http://www.editory.jp/news/2013/06/621.html