『りんどう珈琲』
『りんどう珈琲』
古川誠・著
2015/10/21
3,300円(税込)
千葉県の内房にある静かな海辺の町、竹岡。
海岸沿いの国道から路地を入った坂道の上に
「りんどう珈琲」はあった。
この町で生まれ育った柊は、りんどう珈琲でアルバイトをする高校二年生。
喫茶店にやってくる人、去っていく人たちとの日々の中で、柊はそれまでに味わったことのない感情を経験する。十七歳の柊にとってそれは、生きるということを少しずつ知っていくことだった。実現できない夢もあること、届かない気持ちを抱えていくこと、すれ違うこと、誰かを傷つけてしまうこと。
それでも、世界は美しいということを教えてくれたのは、いつもマスターだった。
作品名:りんどう珈琲
著 者:古川 誠
発行日:2015年10月21日
単行本:上巻 272ページ
下巻 272ページ
装幀・表紙装画:青木 隼人
本文イラスト :今田 順
本文印刷 :藤原印刷
製本 :美篶堂
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古川 誠(ふるかわ・まこと)
1975年5月12日生まれ。埼玉県出身
8歳から野球をはじめ、小、中、高、大学と主将を務める。
大学を卒業後、出版社に就職し、販売部で書店・取次営業経て
編集職に従事。現在、女性誌「OZmagazine」の編集長職の傍ら、
2014年自身の自費出版レーベルMABOROSHI BOOKMAKERSを立ち上げ、
雑誌「SILENT FLOWERS」を創刊。
大学時代から小説を書くことが趣味で、ZINEなどを自作し、販売する。
好きなもの。海、ひとり旅、散歩、スケートボード、
スニーカー、Tシャツ収集、読書、音楽鑑賞。