[ご案内]1/28 まちが もっと気持ちのいい場所になるために 必要なこと ~インフォーマルパブリックライフとカフェ~

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[ご案内]1/28 まちが もっと気持ちのいい場所になるために 必要なこと ~インフォーマルパブリックライフとカフェ~

みなさま、どうもこんにちは。

クルミド出版の今田です。

この度思いがけない機会が実現しましたので
みなさまにご案内させていただきます。


カフェ文化研究家・飯田美樹さんをお招きし
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パブリックライフとカフェの関係性
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ということ考えてみたいと思います。



飯田さんとの出会いは、
クルミド出版発行人である影山が
2009年に飯田さんの著作『caféから時代は創られる』
を読んだことがきっかけでした。
 
ピカソ、モディリアーニ、レーニン、ヘミングウェイ、サルトル……
20世紀の初頭、パリのカフェが
いかに「時代を創る」役割を担ったかについて
実証的に語ってくださるこの本に
スタッフ一同、今も勇気づけられている本です。
 
昨年、そんな飯田さんとお話しする中で
現在の関心が
「インフォーマルパブリックライフにおける
 カフェの重要性」にあるということをお聞きしました。

"informal public life"
直訳すると
「気取らない公共生活」でしょうか……。
なんだかいまいちピンと来ませんね。

もともとはアメリカの社会学者
レイ・オルテンバーグが"the Great Good Place
(邦題『サードプレイス』)"の中で語っている言葉で
飯田さんが
「老若男女が行き交い、ちょっとした時間を過ごし、
 なんだか楽しそうな雰囲気のある場での過ごし方」と説明してくれました。

こうなると、なんだかちょっとイメージが湧いてきませんか。
 
ただ一方で、
先ほど"public life"を上手に訳せなかったことが示すように
日本ではまだまだイメージできないのが現状。
「ヨーロッパは進んでいていいなぁ」
なんて思う方もいるかもしれませんね。
 
しかし、ヨーロッパの多くの都市も昔から変わらずに
"public life"が存在し続けてきたわけではありません。
それらを獲得してきた歴史があるのです。
 
ではどうすれば
インフォーマルパブリックライフを豊かにしてくれる
心地よい公共空間をつくることができる のでしょう。
  
飯田さんは
研究や実践を重ねてきた先人たちの知恵を学びつつ、
その質を高めるのは
カフェにあるのではという仮説を持っています。
 
当日は飯田さんの発表を聞き、
来ていただいた方と一緒に
ディスカッションができるといいなと思っています。
 

また、実は
クルミド出版から
飯田さんによる上記のテーマの本を出版予定です。
 
出版は英語ではpublishing。
文芸作品や情報を製作し、周知するプロセス。
すなわち、情報を公にするという意味合いが含まれます。
 
出版と日本語に訳してしまうと
どうしても物質化するイメージに固定化されますが
「知を公にし、その先討議して、知を深めていく」
ということも出版社の役割であると考えます。
 
また、カフェからはじまった出版社である我々が
カフェというメディアを通じて
情報を公にしていくのは
自分たちの役割なのではないかとも考え
今回の企画を着想しました。
 
カフェという場に興味のある方
都市社会学/サードプレイスに興味がある方
まちづくり/パブリックライフ学に興味がある方
なんとなくピンと来た方
ぜひ、お越しいただけたらと思います。 
 

< プログラム>
1.ごあいさつ
2,飯田さんより発表(50分)
3.クルミド出版発行人・影山から飯田さんへ質問(30分)
4.質疑応答(30分)
 

日時:2018年1月28日(日)9:00~11:00
   ※この日は11:30〜の営業となります
場所:胡桃堂喫茶店
参加費:2,000円(ワンドリンク込み)
定員:30名
お申込み:メール/info@kurumido2017.jp
     お電話/042-401-0433
店頭でも受け付けております。
定員に達し次第、受付終了となりますので
よろしければ、お早めに。

■ゲスト:飯田美樹(Miki Iida)

カフェ文化研究家、東京大学情報学環特任助教。
専門は20世紀前半のパリのカフェ文化。
高校時代からエコ・リーグという環境NGOに関わり、
数々の宿泊型イベントに参加、企画。
その体験から人生が変わる場、社会変革の発端となりうる
について興味を抱く。学生時代にフランスに留学し、
パリのカフェに足繁く通っていた頃、
カフェが社会変革の場であったと知り、研究を開始。
著書『caféか ら時代は創られる』(いなほ書房)では、
「天才達がカフェに集ったのではなく、
カフェに通うことで天才になっていったのでは」という視点で、
カフェとい う場のポテンシャルについて考察。
出版後各地でカフェという場の力について講演。
現在はパリのビストロ、カフェ文化を紹介するサイト”Paris-Bistro.com
日本版代表として記事の執筆、翻訳等を行っている。
ワインエキスパート。フラン ス語講師。フランス語通訳ガイド。

Paris-Bistro.com
http://jp.paris-bistro.com/

個人のホームページ
https://comptoir-miki.jimdo.com/

みなさまのお越し、お待ちしております!